NPAAネイル検定事業について

概要
NPAAとは、やくさひろを中心にネイル施術の基本スキルを体系化して取りまとめ、検定試験へと発展させたものです。 検定実施機関として2015年3月に一般社団法人ネイル実務認定機構を立ち上げ、同年7月に第1回目の検定試験を実施、現在に至ります。

NPAAを立ち上げた背景としては、難しいネイルアートをできることがマニキュアリストの証であるという、アート志向のような風潮が強くなっていたことがあります。 ネイルケア、形、お客様の負担を考えた施術を目指していた、私共のマニキュアリスト育成方針を実現するためには、新たに独自の評価項目を体系化することが必要であると実感しNPAAを創生しました。

NPAAではネイルサービス業に携わる全ての技術者や団体等が協力し合い、お客様へ提供するサービスの質を上げ、 業界の更なる発展を目指していくことをミッションとしています。

総務省の定める日本標準産業分類(平成25年10月改定、平成26年4月1日施行)にて、ネイルサービス業が新たに産業分類に追加されております。 これは国により「ネイルサービス業」という職業が消費者の間で確実に定着していると判断されたこと、またネイルサービス業振興と消費者保護政策立案等、今後の政策で統計調査の結果を把握することが必要だと判断されたことによるものと思われます。

国による業界の認定について、この業界に携わる者としては大変喜ばしいことであると考えておりますが、それと同時に問題点も非常に多く指摘されているのも事実です。 NPAAではこのような問題点を業界全体で解決していくために、その問題に対応でき得る人材の育成を行なっていくことが必要であると考えております。 ネイルサービス業に携わる人材の育成を第一に考え、ネイルサービス業の更なる社会的地位の向上を目指し活動をしてまいります。

ネイルの基本を短時間に正確に施術できる人材、様々なお客様の要望、爪に対応することができるよう、総合的スキルを持った人材の育成を目指しています。

マニキュアリストは社会的に職業として認知されています。そのため「ネイルの施術ができる」ということ以前に「社会人」としての意識を持つ必要があります。 ネイルサロンやネイルスクールに勤務する際、「ネイルを施術するスキル」は非常に重要ですが、その前提として社会人としての振る舞い、マナー、コミュニケーション能力を磨いていく必要があります。

つまり、社会人として当然のスキルを持ち、かつネイルの施術スキルを習得した者が「マニキュアリスト」であると考えております。 そのような考えを常に意識してこそ実践力へ変わるのだと考えています。マニキュアリストの職業的地位の向上を目指し、実践力の習得を目指していきましょう。

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