やくさ鍼灸院です。
【不眠にオススメの食べ物】
一般的に不眠は、多くがストレスから引き起こされるものであると言われています。
心身の緊張や不安感が過度な思考を引き起こし、心を落ち着かせて深く眠ることが難しくなった状態、そして日中の生活に支障が出る状態を不眠と言います。
東洋医学的では『気の乱れ』や『内臓の不調』も、不眠の原因と考えられます。
気の乱れが生じると、身体のエネルギーの流れが滞って睡眠の質や量に影響を与えます。
また消化器系や肝臓の不調が、不眠の原因とされることがあります。
東洋医学的に、不眠に効果的と言われる食材はこちら。
サラダに良く使われる、レタス。
他のどんな食材よりもレタスに多く含まれる「レチニン」という成分は、神経を鎮めてリラックス効果をもたらします。またビタミンB類やカルシウムも豊富に含まれており、神経を安定させる効果があります。
紫芋やブルーベリーに含まれる「アントシアニン」も不眠に対して効果があります。
これらの食材の色素成分であり、抗酸化作用や炎症の抑制、血管の健康維持などに役立ちます。
また神経の安定や血流改善に効果があり、不眠を緩和する効果があります。
不眠に有効な食材を使った食事にしたり、規則的な生活リズムを確立することなどが、不眠を改善するポイント。
さらに東洋医学では、“穴のある食事”が重要であると言われています。
“穴のある食事”という表現は、東洋医学における食事の考え方の一つ。食材や調理方法において、消化や吸収が容易なものを選び、胃腸への負担を軽減する食事のことです。具体的には、以下のような特徴を持つ食事が穴のある食事とされます。
一つは、胃に負担の少ない食材や、柔らかくて煮たり蒸したりした食事。消化酵素を含む食材など、消化しやすい食材を使った胃腸に優しい料理。揚げ物や油を多く使った料理は消化に時間がかかるため、蒸したり煮たりするなど、軽めの調理方法を選びます。また食べ過ぎや満腹感を避け、胃腸に余分な負担をかけないように。レタスの入ったスープや、紫芋をふかしたものなどが良いでしょう。
このような穴のある食事は、胃腸の働きを助けて消化吸収をスムーズにします。
そうすることで、身体のエネルギーの浪費を防ぎます。
食材の選択や調理方法の工夫によって、胃腸の負担を軽減し、栄養を効果的に身体に取り込むことができます。
東洋医学では胃腸の健康が全体の健康に大きく関わると考えられており、穴のある食事はその一環として重視されているのです。