普通のネイリストが1億稼いで作家デビューしたブログのやくさひろです。
今回の記事はネイリストの収入についてまとめました。
実際ネイリストとして働いた場合、また現在ネイリストとして働いている方であったも
平均給与は気になるところですよね。
ネイリストやネイリストになりたい人のために、リアルな収入を公表。
雇用される従業員の場合と、独立・開業した場合の収入も公開しています。
全国的な平均データはでておりませんので、私が主催するネイルサロン経営であったり
過去に行っていた求職者支援訓練(職業訓練)で求職者が実際に従事した際の給与であったり
あくまで自身の経験に基づいたリアルな数字を公開していきます。
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①ネイルサロン/スタッフの時給
雇用形態にもよりますが、パートアルバイトの場合、入社何年目かによって相違があるので
下記にまとめました。
A:入社1年目 新人枠 週3程度(1日6時間勤務) 時給940円
入社3年目 中堅枠 週3程度(1日6時間勤務) 時給1140円
B:契約社員 週5勤務(1日8時間勤務) 時給1240円
店長職:時給1480円
正直これ以上の金額を支払うことは会社的に厳しいと感じていました。現在の会社での社員としての時給単価は 平均4,500円程度。それと比べてネイリストの時給単価は作業内容の割にかなり低いと感じています。肉体的にも精神的にも至近距離での2時間サービスはかなり大変なのです。 平均賃金をあげるためにサービス単価をあげることも考えましたが、「通いやすい価格設定」という私自身のこだわりもあったことから、スタッフだけの優位性を追求することに疑問を感じていました。 お客様ありきのサービスであるから、お客様に与えることができるサービスの分類を因数分解し、一つ一つ徹底的に極めていく努力をする、最終的なデータが出次第、サービス料の見直しという流れが望ましいのではないかと考えます。
当然これに雇用保険、社会保険の負担があるわけですから、契約社員で月手取り20万といったところでしょうか。
検定取得をしたり自身のスキルアップは可能な業界ですが給与ベースアップというところにおいては、相当厳しい
業界なのではないかと感じています。
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②ひとりネイルサロン独立開業した場合の収入
独立開業した場合において、私自身のデータになりますが
開業後1年未満:月収入平均15万
開業後3年:月収入80万
開業後5年:月収入150万
上記の収入の中には物販の売上も含まれています。
キューティクルオイルやハンドクリーム、フェイスマスクシートやコスメ用品なども幅広く取り扱っていました。
③メーカー勤務が安定なワケ
メーカー勤務の知人が多いのですがメーカー勤務の方の収入は実に月平均手取りで30万以上が多いのも事実。
某大手ショッピングモールに出店しているメーカーに勤務している友人いわく、ネイルサロンでネイリストとして
働いていたときよりも覚える知識も多く、仕事の幅が広がったと話していました。
今の時代、SNSを駆使し、Instagramの配信一つにおいてもチームにわかれて商品PRチーム、アンバサダー管理チーム
使用方法動画UPチームなど様々なチームにわかれて半ば競い合うように更新をしているようです。
そのためスキルアップは当然のこと、ネイルサロンで一人あたり約2時間でデザインを完成させお客様とコミュニケーション
を取るという安息の時間とは程遠い過酷さはあるものの、大好きなデザインも学べるし、トレンドアートも
自然と身に尽くし、無料でセミナーを受講しているような感覚だと充実した日々を送られているようです。
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求職者支援訓練を行っていた際に、ハローワークを通して就職が決まった方から聞いた話です。
私も先方のネイルサロンから聞き取りをした情報もまとめています。
ハローワークの提示内容では
「時給1200円~」と記載がありましたが、実際に内定をもらったあとで
※系列のネイルスクールに入りなおしてもらう。その費用80万。ネイルスクールは3ヶ月いってもらい
その後試験をして採用するか決める(80万払って3か月後即戦力にならないって言われたら地獄…)
※最初は時給500円。ひたすらオフ担当。お客様がいない時間は練習をしてもいい(ただし時給は支払わない)
なんてザラにありました。
大げさでもなく、「ああーまたか。」というくらい兵庫県内は多かった印象があります。
あるとき、先方のネイルサロンから猛クレームの電話が入り
「入れ知恵をしたのはあなたなのか。謝罪に来い」
と意味不明なクレームをいただいたことを思い出しました。入れ知恵って…。まさにブラックそのものです。
経営に関する知識やビジネスに対する姿勢、認識が甘い経営者が多い印象を受けました。
④ボーナスってあるの?
大手メーカーなどの場合はボーナスがある企業は多いようです。
私の知人のメーカー勤務の方はボーナス60万×年2回。
このあたり福利厚生が整っている企業であるのか最初に確認をした方が良いでしょう。
⑤ネイル講師になった場合
美容専門学校などでネイル講師として勤めた場合の平均時給は勤め先の規模や保有する資格にもよりますが
平均:1,500円~4,500円 といわれています。
私が大学で教えていた際、90分で15,000円いただいていました。
今思えば破格ですよね。週に1度の勤務だけで月に8万~多い時で12万程度の収入になっていました。
収入であるのかやりがいを求めるのか
このあたりは意見がわかれそうですが、いづれにせよスキルアップをしたり資格を取得したりすることで
平均収入に大きな変化がみられる業界です。
私が思うネイリストのスキルアップスタイルとして
将来、ひとりネイルサロン開業をするまでの道のりがスキルアップ
と考えています。
検定試験や各種セミナーを受講することはもちろん大切ですが、その先のある自らのキャリアビジョンを
今一度考えてみてはいかがでしょう。
同じ仕事をずっと続けたいと万人の人が思い描いていると思います。
私もかつてはそうでした。
しかし時代は目まぐるしく変化し、金銭的にも余裕のない層が増えているのは確かです。
ネイルを軸に自らの活動範囲を広げていくためにも様々なキャリアアップを目指し、必要だと思う資格を取得していく
ネイルを軸に自らの活動範囲を広げていくためにも様々なキャリアアップを目指し、必要だと思う資格を取得していくことも
得策かもしれません。
ネイリストにおすすめの資格 ①国家資格キャリアコンサルタント (取得しました)
ええ、、意外。と思われる方も多いはず。基本的に人とのコミュニケーションや傾聴が必要な業務に携わる方には
ヒューマンアカデミー キャリアコンサルタント養成講座
取得してほしい資格です。
ネイルの技術以外にももっともっと底上げをしていける資格はあります。
資格の時代は終わったと言われることも多いですが、資格にチャレンジしている人こそ仕事の幅を増やし
収益を倍増していっている人が多いのも事実です。
知見を広め、視座を広める。これからの時代に必要なネイリスト像はまさにこれに該当します。
私自身が書籍発売に至った経緯とし、出版社が私に何故アプローチをしてくれたのかというと
①トレンドに流されず自分のやりたいネイル像を確立している
②SNSで芯を通している
③ネイルサロンごっこではなく、ビジネスとして多角的な視点で仕事を遂行している
④一つの枠に留まらず美容、医療という分野を模索している
⑤SNSを正しく使いこなしている。営業用だけではないという意味
⑥検定試験を作り短大や専門学校などオフィシャルな場面での活躍が認められたこと
⑦大学や専門学校での講演会など定期的に登壇していること
⑧実際に収益を稼いでいること
なのです。これは全て書面でいただいた内容です。
見ている人は見てくれているのだなと、ネイルビジネスを始めて、初めて!涙を流して感慨深く感じたあの人を
見ている人は見てくれているのだなと、ネイルビジネスをはじめて、何とはなく報われた感覚になりました。
一つに留まらず、トレンドに流されることなく、ひとりネイルサロンのオーナーとしてもっともっと
頑張りたい人を応援していきます。