お香には沢山の種類がありますがご自分にあったものを選ぶと言う楽しみもあります。
時と場面で使い分けることで、お香の魅力が更に増します。
私は鍼灸師養成学校に行く前からお香やお灸のあたたかみや香りにはまり、お灸体験講座や
お香制作体験講座など、全国各地で開催されている講座に通っていました。
「香り」にどれだけ癒されてきたことでしょう。
それではお香の種類を書いていきます。
①直接火をつけるタイプ
・スティック形状のもの(お線香)
これは仏事線香、室内線香で一般的によく使い誰もが良く見慣れたものです。仏壇がお家になくてもお寺に行くと線香をたかれています。香りも室内に均一に広がるのでやわらかく優しい香りを楽しむことができます。比較的こじんまりしたお部屋向きと思います。
・円錐型
円錐の先端に火をつけると時間をかけて下の太い部分にじんわりと広がっていきます。下にいくほど香りも強くなっていきます。短時間に香りを室内に広げ使い勝手のいいお香で人気も高いです。比較的広いお部屋向きです。
・渦巻き型
渦巻きの蚊取り線香の形状ですからなじみのある人も多いのではないでしょうか。今の方にはなじみが少ないと思われますが、ドラッグストアに行くと今でも沢山売られています。燃焼時間が長く広いお部屋や空気の流れの多い所で使うのに適しています。
・空薫
自然なままの香りが楽しめます。これには香炉、香炉灰、香炭、銀葉、灰抑が必要ですが灰の不要な空薫を販売しているお店もあります。電気香炉も販売されています。色々な物を試してからこちらにたどり着く方も多くおられます。天然の香木は心静かにさせてくれます。
・香木
沈香と白檀などがあります。昔から言われていたのが沈香でも伽羅は昔から最も良い香りといわれていました。角割のものが好まれています。
匂い袋
香料を細かく刻んでいるものが袋の中に入っています。ポケットなどに入れたりバックの中に忍ばせていると香水とは違う高貴な上品な自然でほのかな香りを楽しむことが出来ます。即効性のある香水とは異なります。
高校生のときから試験前にはいつも匂い袋を持ち歩き、香りで精神統一をさせた記憶があります。
置き香 蓋を開けておくだけなので安全です、
塗香 手首耳の付け根に塗るだけです。外出中でも香りでリラックスできます。
他にも専門的なお香があります。お寺などで使われているものです。